
「中曽根合同葬に政府が弔意要請」で思うこと
「弔意を要請する。」
そもそも、そんなものを他人に要請すること、またそんなものに応諾することは人として可能なのだろうか。
悲しむ、惜しむ、悼む、或いは喜ぶ、こうしたことは人から要求されて応じられるようなことではない。
では、権力者、も...

大学入試民間システムがまた頓挫 文科省が運営認可を取り消す
大学入試の現場が揺れている。
高校生が利用する「ジャパンeポートフォリオ」というシステムを運営する一般社団法人「教育情報管理機構」の運営許可を文科省が取り消した、というニュースだ。
直近の受験事情をよく知らない筆者は、なんの...

共通テスト記述式「学力評価研究機構」がペーパーカンパニー?という衝撃
英語の民間試験導入が延期になったが、残っていた国語と数学についても、政府は導入延期を発表することになった。
2020年度開始の大学入学共通テストでの国語と数学の記述式問題の導入見送りに関し、萩生田光一文部科学相が17日の記者会見で...

大学入試「民間試験導入」の何がダメなの?その問題点とは。
桜、桜、毎日「桜を見る会」でにぎわっているメディアだが、国会ではそればかりやっているわけではない。
テレビの報道では、もっとも注目されている審議しか話題にしないので、まるで国会の隅々までが「桜」の話題一色であるかのような誤解が生じるが、決...

民間試験は官邸発の癒着問題ー共産党・塩川鉄也議員の質疑
11月6日の衆議院予算委員会集中審議は、言うまでもなく「英語民間試験導入の延期」に関して、野党が政府を追及した。
野党各議員の質問は、それぞれ鋭いものではあったけれど、この問題を「受験生がかわいそう」「受験生を傷つけた」などと感情的な側面...

【英語民間試験】教育以前に、行政の公正さが危うい
英語民間試験の実施延期を受けて、4人の参考人が招致された衆議院文部科学委員会を聞いてみた。
招致された4人のキャラ説明をすると、だいたい次のような感じになる。
私立中高学校連合会会長 吉田晋氏:
英語試験の民間移行には賛成...

国家百年の計は教育にあり
立憲・枝野代表からこんな言葉が出た。
(延期が決まった英語民間試験について)なぜ、こんなおかしな制度を作ることになったのか。私の承知する限りでは、一番の原動力になったのは、(教育再生実行会議のメンバーだった)下村(博文)元文部科学...

英語民間試験だけじゃない、典型的な安倍政権スキーム
11月1日、「身の丈失言」で、格差を容認するともいえる態度を示してしまった萩生田文科大臣が、渦中の英語民間試験実施の延期を表明した。
わずか一週間の間に、菅原経産相が「メロン・香典」疑惑で辞任、河井法務相が妻の選挙違反疑惑で辞任、と相次ぐ...

柴山文科相 ヤジ大学生を警察によって排除
埼玉県知事選の応援演説会場で起きた、ヤジをとばした大学生が警察に乱暴に排除された件、ツイッターではずいぶんと話題になっていたのだが、ついにマスコミに取り上げられた。
朝日新聞の記事を見ると、文科相の定例会見での発言のようだったので、動画を...

「AI、AI」と声は上げるが、カネは出さない日本
「AI」という言葉が、日本ではちょっと異様な形でもてはやされている。
確かに、使い方によっては、想像を超えた「便利」の可能性を秘めた技術だとは思う。
ここでは、AIを否定したいわけではない。
しかし、日ごろ政治や時事をウォ...