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サンゴの移植、あまりにストレートなウソ

安倍首相がNHKの「日曜討論」で「土砂投入に当たって、あそこのサンゴは移植している」とペロリとウソを言ったという。

なんでそんな簡単に分かるウソをつくのだろう。

NHKはもちろん、どうせ、どのメディアも追及するわけがないとタカをくくっているのだろうか。
しかもこの番組は収録だったので、うっかり口をついたというのならカットもできたはずだし、なによりNHKがその部分を検証する時間だってあったはずだ。

NHKがそんなことするはずないか・・・。

この人は大事な局面で、それも大事な事柄について、その場しのぎのウソをペロリとつくことが多い。

記憶に新しいのは、総裁選で石破氏と並んで会見を行った時だ。
トリクルダウンなんて私は言ったことありません。
と、ペロリと言い放った。
あの時、隣にいた石破氏は、飛びでそうなほど目を見開き
「な・・なんですと?!」
と、言わんばかりに、安倍氏の顔を二度見した。あの顔は今でも忘れられない。

確かに、政治家とウソは、これまでも微妙な間柄にあったことは事実だ。
たいていの場合それは、うんと婉曲な言い回しであったり、美辞麗句を並べた一瞬耳障りがいい表現だが実はすり替えであったりとか、何らかの言語的テクニックが用いられている場合が多い

安倍氏も、時にはそういう政治家っぽいウソをつく。
ただそれは、原稿があるときに限る。

原稿がないときは、そうじゃない。
まるっと、ペロリと、つるんと、ウソなのだ。
聞いてる方が耳を疑うような、それはもうストレートなやつだ。

ではどうやって、まるっとしたウソをつけなくさせるか。

それは、私たちがしつこく抗議して、しつこく記憶に留めて、「面倒くさい」というペナルティを与えなければならない。
ウソをつけば、あとあと面倒なことになる、と懲りさせるのだ。

とはいえ、いちいち記憶しておくというのは、実はわりと難しい。

そんな時におススメなのは、ツイッターやブログにメモしておくことだ。
後から読み返すことも、ワード検索することも可能なので、抗議をちょっとした文章にしておくといい。
その言葉がネットを漂うことで、一つの発言力にもなっている。

「あーあ、またウソついてるよ。しょうがねえな。」
と、スルーしてしまえばアチラの思う壺。
コツコツと抗議をすれば、いつか実るものです・・・と信じてます。