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7月末まで接種完了、「もし・・・たら、出来る」回答が92%

5月24日 第13回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリングから。
興味深い一部を抜粋。

 

山井「総務省、最新の接種完了予定が増えたという報道がされているので回答お願いします。」
総務省「5月21日、コロナワクチンの終了時期見込みについて新たな発表をした。7月末までと答えた自治体が1616市町村、前回5月12時点が1490だったので、プラス126団体となっていて、全1741団体に占める割合が92.8%、高齢者数のベースで言うと93.2%となる。回答には『医療従事者の確保等』を前提としたものも含まれている。

 

当初、約半分くらいの自治体しか「出来る」と答えていなかったものが、ひと月足らずで9割以上に増えた。
総務省が全力を挙げて電話作戦をかけた成果だろうか。
しかし、目下の課題を解決できる前提で出来る、出来ない、を問われたら、ふつうは『出来る』の回答になる。

 

奥野氏から質疑
・(千葉県知事が)医療従事者の確保が難しいと言っているが、『医療従事者の確保等』という前提を出している団体を外すといくつになるのか?⇒分からない
・急に団体数が増えた要因は?⇒それぞれ頑張ってるから

 

総務省「医療従事者を前提としている団体の数は把握していない。政府としては様々な支援策を講じてきているので、足元の状況が改善したことで前倒しを検討されて、今回の回答に至っているのであろう。医療従事者確保については、この間市町村の努力をしている、国の方も手を打っている、まさに今動いている中で、医療重視社もしっかり確保していくということにそれぞれが全力を尽くしていく。」
奥野氏課題があると言っているところは『出来る』とカウントしちゃいけないんじゃないですか?まるで大本営発表ですね。」

 

目下の課題を解決せずに、「たら」「れば」・・・出来る、などという回答に果たして意味があるのか?

 

黒岩「7月末まで『希望する方』の具体的な定義を教えてください。」
総務省「特段私たちの方から定義を示しているものではない。」
黒岩「例えば、3週間あけて2回打つわけだから、6月末か7月の第1週くらいまでに予約の意思を示さなければならない。しかし8月に予約が入っている人がいる、この方が『希望する方』の分母に入らなかったら、7月末までに必ず完了することになる。誰を以って7月末までというのか。」
総務省「定義はない。」

この件は、初めて菅首相が記者会見で『7月末』と宣言した日から気になっていた。
「希望するすべての高齢者」、希望したかしないかは何によって判断されるのか?
希望したが予約を取れなかった人は、「希望した人」にカウントされるのか。
ちなみに菅首相は、『7月末』に関しては、かなり頻繁に発言しているが「希望する」という言葉を落としたことは一度もない。

 

失敗した時の伏線にするつもりなのではないだろうか。

 

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