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【桜を見る会】マスコミがようやく立ち上がってきた

野党が「桜を見る会」疑惑追及専門チームを結成し、官僚のヒアリングや各委員会での質疑などで盛り上がりつつある中、マスコミもようやく遅れてついてきた。
あべ晋三事務所が招待状の希望を打診するために、支援者に出した手紙が出てきたりしているので、記者は調査を始めているのだと思われる。

 

今後追及のキモとなるのは2点であろう。
①招待客リストの開示、誰がどういう功績で招かれているのか。
②「桜を見る会前夜祭」と言われる高級ホテルでの大パーティがどんな資金で運営されているのか。

 

①については、最も大きな問題は、これまでと同じ「公文書」に関する問題だ。
招待客リスト、各省庁から上がって来た推薦された人のリストや、その各人の功績についてなど、会が終了した時点で一切破棄するなんてことはあり得ない。(内閣府官僚は廃棄したと主張している。)
不味いことが起きる度に「文書がない」で、切り抜けてきた安倍政権。
森友問題、加計問題、統計不正、防衛省日報隠し、どれもこれも最終的には全部「公文書」の問題で、結局、文書がない=証拠がないという形で、うやむやにされてきた。
本来、行政がそのプロセスに関して疑惑をもたれた場合、行政側から「不正をしたという証拠を出せ」なんてことは言えないのが筋だ。
(安倍首相は言ってたけどね)
決定プロセスが公正であることは、行政側によって文書で示されることが、本来の彼らの義務である。

 

今回の招待客リストに関しては、おそらく出てくるだろう。
ないはずがないからだ。
また、内閣府以外の省庁では「桜を見る会」の関連文書に関して、3年、10年という保存規定を持っているところもある。
内閣府から出なくても、おそらく他所から出るだろう。

 

②の問題に関しては、発展次第では、安倍首相が辞任するところまで持っていけるかもしれない。
なぜなら、この安倍後援会の支援者たちを呼んだパーティに、政治資金収支報告書にない金銭が使われていれば、一気に彼自身の疑獄に発展するからだ。
あべ晋三事務所から手紙をもらって申し込んだ人は、山口⇔東京の航空券、貸し切りバスによる東京観光、おそらく宿泊がパックになって7万円の参加費を支払ったという。
この7万円が、相場なのかどうか、私にはよく分からない。

 

また、「前夜祭」の参加費は別途で5000円なのだが、ニューオータニの「鳳凰の間」(1000人規模キャパ)を貸し切って、そこに飲食を用意したらひとり5000円では済まないはずだ。
ホテル内の高級すし店による、すしが振る舞われたという話もある。
おそらく、なんらかの形で参加者の懐以外のところから資金が出ているだろう。

①の文書問題は国会議員ならではの手がたくさん打てるが、②に関しては、マスコミの得意分野であると言える。
果たしてマスコミは、国民のために働いてくれるだろうか?

 

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