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テレ朝のトリッキーな報道がひどい

ちょっとこれはないんじゃない?というレベルの報道を、テレ朝の動画で見つけたので、一言書いておきたい。

視聴者をバカにしてるのだろうか?

参議院が衆議院の議決した予算を受け取った後30日以内に議決しないとき、衆議院の議決が国会の議決となる。

という、いわゆる「30日ルール」があるのだから、参議院の審議がそんなにヒートアップすることは考えられないし、4月に入れば、統一地方選の公示日が各地であるので、与野党を問わず、一日も早く選挙準備に入りたいというのが、大きな理由だろう。

①から③までの、野党に問題があるかのような理由を挙げて、

「大きくいえばこういったことが背景にあったとみられます。」

などと、まとめている。
これしゃべってる人、本当にそう思っているのか??、と聞きたい。

絵に描いたような、悪意のある報道だ。
政治部の記者が「30日ルール」と「統一地方選準備」を知らないはずがない。
素人が考えたって、大きな理由はこの二つ以外にない。

こういう報道をすることで、この記者はなにかトクをするのだろうか?
出世とか、上司の覚えがめでたくなるとか。

それとも、定期的に安倍首相と宴会を催す報道部の幹部が、こういうデタラメな報道を部下に強要するのだろうか?

舞台裏の事情は分からないが、それにしても、テレビの視聴者がみんな政治に疎いと、ナメてかかっているとしか思えない。

もし、予算が「あっさり」決まってしまったことに、メディアとして問題を提起したいのなら、「初の100兆円超え予算」を批判するとか、統計問題に関しても、マスコミとしてまだ報じるべきところが残されているだろう。

テレ朝は国会を、「与党が法案を出して、野党がジャマする見世物」に貶めたいのだろうか。

だいたいなぜ、正当な理由のある「審議拒否」で、野党がトラウマにならなきゃならないのだ。
審議拒否を批判していたのは、安倍政権自身と、その取り巻きの評論家などに過ぎない。
テレ朝にとっては、例えば、ゼネストなんかも「労働者の無断欠勤」になってしまうのだろうか?

マスコミが時に、こういう視聴者をひっかけるようなトリッキーな報道を交えてくることを見るにつけ、
これがもし、国民投票などの期間だったら・・・と考えると寒気がする。

とりあえず、テレ朝の、政治部・中丸徹記者という名前は記憶の隅に留めておこうと思う。

 

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