スポンサーリンク

サンモニの「藪中三十二」を首相動静で見かけた件

首相動静をチェックしていたら、こんな記述を見つけた。

首相動静(2月28日)
午後6時25分、官邸発。同27分、公邸着。谷内国家安全保障局長、佐々江賢一郎前駐米大使、藪中三十二、斎木昭隆両元外務事務次官らと会食。(時事)

藪中三十二・・・
ごく最近どこかで聞いた名だ。
そうだ。
ついこの日曜日、2月24日放送のサンデーモーニングに出ていた人だ。

今週の国会を振り返り、
統計不正問題で「記憶にございません」、森友問題でも「記憶にございません」が、官僚から連発される中で、
「どうなの、こういう官僚の風潮は?」
という関口さんの問いに対して、
「頂けませんねぇ・・」と言いつつ、

「ただ国会自体は、野党もだらしない。もっと本格的な議論を、少子高齢化なら少子高齢化という大きな議論をやってほしい」

と、のたまっていた人物だ。
ハァ??
不正の疑いがある統計をもとに、少子高齢化対策をしろと?
いやいや、その政策、もっとも統計が重要なベースになるところですから!

あまりに論理性に欠けるコメントだ。

この日、番組では、米朝首脳会談に関する事前解説として、冒頭から大きく時間を割いていた。
対北朝鮮問題ということで、
「元外務事務次官、対米、対北朝鮮などを担当」という肩書から、藪中三十二氏が、番組に呼ばれたようだ。

しかし、統計不正問題に対するコメントが「少子化問題の方が重要」という程度の論理性しかないのでは、
見識者として招かれていても、その「見識」の質が素人目からも非常に疑わしい

或いは、明確に「現政権を擁護する必要がある」立場であるかのどちらかだ。

その疑問が、今日の首相動静ではっきりした。

トモダチだったんですねっ!!

ネットでいうところの「中の人」だ。

サンデーモーニングは、ニュースを扱う番組の中でも、比較的良心的なつくりであると思っていたが、
やはりこういうヒドさがあるのだな、とガッカリした。

「元〇〇官僚」とか「〇〇大学客員教授」などの肩書でテレビに出れば、
いかにも学者、または、引退者として専門知識を十分に持った中立的な立場の人であるかと、視聴者は誤解する。
その実、現役で官邸に出入りし、政権とよろしくやっている。
場合によっては、こういう風に説明してくれと、官邸からレクチャーを受けてる可能性だってある。

もしこういった人をテレビに出したいのであれば、番組は「官邸関係者」であることを、あわせて説明するべきだ。

まぁ、マスコミ各社の重役が、首相と宴会の席を共にしてなんとも思わないような社会なので、それはハードルの高い要求なのかもしれないが・・・。

にほんブログ村 政治ブログへ