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「維新」のトンデモ新人を発見

「日本維新の会」の森なつえ議員という名前で、私のツイッタータイムラインがざわついていたので、ちょっとYoutubeまで国会中継の録画を見に行ってきた。

(衆議院 本会議 2019年5月16日)
森なつえ議員・質疑内容

「これまでになく、日本周辺地域における緊張関係が高まっています。」

前置きからしてこれ。
どんどん大きくなる中国、ミサイル開発の北朝鮮、米国と同盟国である韓国でさえ油断が出来ないッ、みたいな論調。

「防衛大綱が現実に必要とされる防衛対策の構築に、間に合っていると本当にお考えでしょうか。」

軍備費予算をなにより伸ばした安倍首相に対して、「足りると思ってんの?」と、言っているんだから驚く。

「サイバー分野については気がかりな点が多いと考えています。日本は専守防衛を国是としています。しかし、サイバー攻撃を受けた場合はダメージが大きすぎるため、反撃することが出来ないケースが考えられます。通常戦力の場合のような抑止力に当たるものが存在せず、攻撃したもの勝ちとなります。サイバー攻撃の分野においては、専守防衛という姿勢では国民を守ることが出来ないことが想定されているわけです。この分野においては、専守防衛の適用、除外にすることを検討すべきではないかと考えます。

これにはさすがに国会の大きな議場もざわついた。

すごいこと言う人が現れた。
要は「やられる前にやっちまえ」と言っているのだ。

つい何日か前、同じく「日本維新の会」の丸山議員が、「戦争しないとどうしようもないでしょ」と発言したことは、まだニュースとして尾を引いているし、国民の記憶にも新しい。

その話題の熱も冷めぬうちに、同党の議員が国会でこういう好戦的な発言をする。
「日本維新の会」という政党が、どういう政党であるかよく分かる。
丸山議員の「戦争発言」は、たまたま出たものではない。
政党全体にこういう意向があふれているのだ。
「なんでオレだけが」と丸山議員が納得できないのは、そういう意味では理解できる。

で、この森なつえ議員という人、初めて聞いた名前なので、ウィキで調べてみた。

2011年 愛媛県議会議員選挙(無所属)→落選
2012年 第46回衆議院議員総選挙 愛媛3区(日本維新の会)→落選
2014年 第47回衆議院議員総選挙 愛媛4区(維新の党)→落選
2015年 愛媛県議会議員選挙 →落選
2016年 衆議院京都3区補欠選挙(おおさか維新の会)→落選
2017年 第48回衆議院議員総選挙 京都3区・・・落選・・と思いきや比例近畿ブロック(日本維新の会)名簿一位で復活

選挙マニアかよ、というくらい落選を繰り返している。
というか、この人はいったい誰に選ばれた国会議員なのだろうか。
国民にではなく、「日本維新の会」に選ばれた議員というのが正確ではないか。

西の大阪から、安倍改憲を後押ししているのは、こういう団体だということを、改めて学んだ思いだ。

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